大雨時のアンダーパスに注意!
- 防災コラム
7月から10月にかけては、台風が日本に接近しやすく、大雨による道路の冠水や河川の氾濫などに注意が必要な時期です。近年は、豪雨によるアンダーパスの冠水被害も発生しており、十分な警戒が必要です。
アンダーパスとは、鉄道やほかの道路の下を通過するため、周囲より低くなっている道路区間のことです。 前後の道路が下り坂になっていることが多く、雨水が集まりやすい構造になっています。そのため、大雨の際には短時間で水位が上昇する危険があります。
さらに、道路にたまった水は濁っていることが多く、見た目では水深を判断しにくいという問題もあります。「このくらいなら通れるだろう」と安易に進入すると、車が動かなくなったり、車内に水が流れ込んだりして、重大な事故につながるおそれがあります。
こうした事故を防ぐため、国土交通省は10月6日、「アンダーパスにおける冠水事故防止ガイドライン」を策定しました。
このガイドラインでは、冠水する前の段階で通行を規制する「予防的通行規制」をはじめ、水位センサーや遮断器、赤色灯などの進入防止設備の設置、排水機能の確保などを組み合わせた、多重防護を基本方針としています。また、全国のアンダーパス約3800カ所を冠水リスクに応じて4段階に分類し、それぞれのリスクに応じた対策を示しています。
私たちドライバーがまず徹底したいのは、冠水している道路には絶対に進入しないことです。 水深が浅く見えても、車が水没したり、ドアが開かなくなったりする危険があります。冠水している場所を見つけたら、無理に通過せず、安全な場所で引き返すなど、慎重に行動しましょう。
また、万が一、車内に閉じ込められた場合に備え、脱出用ハンマーを車内に備えておくことも大切です。保管場所は、運転席からシートベルトを着用したまま手が届く位置を選び、いざというときにすぐ使えるようにしておきましょう。
なお、道路の陥没や破損など、道路の異状を発見した場合は、道路緊急ダイヤル「#9910」で通報できます。
大雨の際は、いつもの道路でも思わぬ危険が潜んでいます。無理な運転を避け、早めの情報収集と安全な判断を心掛けましょう。
